たまには漫画の感想も書いてみようかと

 東方儚月抄の底巻が届きました。

 そんなわけで全体の感想なんて書いてみようかと。まあ、儚月抄のレビューなんて連載終了時に各所でやりつくされているので書く事なんてないんだが。

 ということで、まず読み終えての第一印象。


 ・薄い。酷く薄味。
 
 見せ場がないというのがこの物語の最大のネックだと思う。その所為なのかとにかく薄味。6人前の分量のカレーなのに、ルーが三人分しか入ってないみたいな。フレーバーはいいのだけれど、食べてみたら味がないって言う、そんな感じ。
 これでもっと一本はっきりと判りやすい軸があれば評価も変わったんじゃないかと思う。スペルカードバトルに重点を置いて、ありきたりでもいいから盛り上がる展開を入れるとか、綿月姉妹・八意永琳と八雲紫の騙し合いをこれでもかというくらい濃く描いて頭脳戦をでっち上げるとか。

 ・短い

 多分、神主がやろうとしたことを書ききろうとしたら倍くらいの分量が必要になるのではないかと思う。もっと綿月姉妹の方の堀下げが会ってもいい、というかあるべきだと思う。侵略していったメンバは基本的に東方やってりゃキャラクタのバックグラウンドやらの設定は把握できるわけだから。新キャラの堀下げがないっていうのは少々不親切なように思える。まあ、そのために小説抄があるのやもしれないけれども。
 このあたりの要因も薄味の原因になっているのではないかと。

 ・中途半端

 前二つをくっ付けたらこんな感じ。だから終わってみて、非常に尻切れトンボ。あと小説抄があるとはいえ、漫画のほうに直接関係ありそうな描写をほぼそっちに丸投げするのはどうかと思う。明確に線引きされてりゃ良かったんだけどね。こっちから漫画で、こっから小説、っていう。そうすれば漫画の方での煮え切らない説明不足は少なくなっていたように思う。ていうか小説抄って出版されるのかなぁ。あれが出ないと東方儚月抄は完結しえないわけだし。
 というか、そもそも一見様お断りなストーリーの展開の仕方からして無理があったのかもしれないけれど。それを商業師でやってしまったというのも。なんで一迅社はそんな物語の作り方をさせたんだろうか。以前に無理矢理頼み込んで書かせたっていう経緯があるからか? もうちょっと編集が口出せば界隈の空気も、作品の評価も変わっていたのではないかと。グリマリの致命的な誤字脱字の多さもだし、もうちょっと文句つけて書き直させるとかしたほうが絶対にいいだろ。それが出来ないならそもそも企画を立ち上げて採用するなっての。いくら儲かるといっても。

 あとキャラクタの扱いがどうのこうのと喚いている方々もいるが、ぶっちゃけその辺りは個人的には殆どどうでもいいので触れません。原作者が自分で生み出したキャラクタを、本人がどう扱おうと知ったこっちゃない。むしろファンの声は聞き流すくらいがちょうどいいと思う。下手に迎合してフィードバックするとろくなことはない(と、なのはを見て思った)。そもそも大元は同人なわけだし。


・まとめ

 結局、神主と一迅社の力不足ってことなんじゃないかと。神主にはやろうとしたことを紙媒体でやりきる能力が不足していて、一迅社は神主をコントロールする手綱を殆ど握っていなかった。でも神主の能力不足は、担当編集とかがしっかりしてればある程度はフォローできたと思うんだけどなぁ。あとなぜあのストーリーで絵師に秋☆枝をチョイスしたのか。それが一番の謎。もっとほのぼのとした物語だったならばきっとベストマッチだったろうに(個人的には東方の漫画の中でこの人の絵が一番好きだったり。三月精はちょっとペドすぎる)。

 それはそうと、挿んであった広告を見て『怪異いかさま博覧亭』の三巻をまだ買ってないことに気がついた(妖怪とかが好きな人にはオススメの作品ですよ。ガチでオススメです。ていうか好きな人はとっくに知ってそうな気がする。うちのゼミの教授だって知ってたんだし)。来月四巻出るからさっさと買っておこう。
 それでは。
 
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下のつぶやき 「最近自分がはっちゃけ気味な気がする。まあこれが本性なわけだが」